臺灣博碩士論文加值系統

1858年，由一群薩摩藩和長洲藩的藩士為日本開啟了明治維新的序幕，終於結束600多年的封建制度，推行長達30~40年的改革制度，「明治維新」對日本的未來產生遠大的影響。而本論文最主要研究的目的是，探討薩摩藩如何擁有強大的經濟實力，進而引領明治維新，薩摩藩是如何加強藩內的經濟基礎，並成為足以推翻德川幕府的關鍵存在。

本論文藉由閱讀高良倉吉（2018）《琉球的時代：偉大歷史的圖像》一書，書中引用琉球王國自身的正史《中山世鑑》、《中山世譜》、《球陽》，勾勒出琉球王國的過去面貌，透過中國朝貢貿易體系，善用中國海禁政策的機會，藉由轉口貿易之盛，建構出極具獨特性的琉球交易網絡。起初，本論文架構是建立在1609年的「島津侵入事件」，筆者認為是薩摩藩得到琉球王國之後，大量種植甘蔗，因此改善藩內財政。但是在翻閱各類文獻、書籍及論文後，比對研究發現薩摩藩在幕府末期累積的經濟力，形成的原因是錯綜且複雜。

本論文藉由對可能影響薩摩藩而形成的經濟實力，做章節整理及條列式歸納總結。全文共分為六章節，第一章是研究背景、研究動機、範圍及目的、研究方法及各章節組成、最後是參考文獻和史料。第二章分別論述了幕府和薩摩藩的變遷，並且對於薩摩藩鑄造偽幣的行為進行了論述。第三章探討薩摩藩的財政改革和資金來源。第四章分別描述了 1639 年德川幕府鎖國政策背後的真相，以薩摩藩與西方國家的貿易，以及採用西方國家先進科學技術的成館事業。第五章梳理了薩摩藩財政資金的使用以及薩摩藩由衰落到發展現代化的過程。第六章為總結，從五個角度論述薩摩藩如何建立經濟基礎，總結筆者的觀點，成為明治維新的推動力。

1858年、薩摩藩と長州藩の有志等により日本の明治維新の幕が切って落とされた。600年余り続いた封建制度がついに終わりを告げ、30～40年にわたり制度改革が行われていった。この「明治維新」が日本の未来に与えた影響は計り知れない。本論文は主に明治維新における薩摩藩の経済力の基礎を探ることを目的とし、明治維新をけん引した薩摩藩が、どのように経済基盤を強固にして、徳川幕府倒幕の立役者となることができたのかについて探求することを目的としている。

実は、筆者の本論文研究の主な要因は、高良倉吉（2018）『琉球の時代――大いなる歴史像を求めて』の著書を拝読したことにある。高良倉吉は著書の中で琉球王国の正史『中山世鑑』、『中山世譜』、『球陽』を引用し、琉球王国の過去の姿を見事に描き出しており、例えば、琉球王国が中国との朝貢貿易体制を通して、中国の海禁政策を巧みに利用し、中継貿易により隆盛を極める中で、独自の交易ネットワークを生み出していた。最初、本論文の枠組みは1609年の「島津侵入事件」からを考えており、薩摩藩が琉球を獲得してから後、大量のサトウキビ栽培により藩財政が改善したものと筆者は考えていた。しかしながら様々な文献や書籍、論文を閲読し比較対照していく過程で、薩摩藩が幕末に蓄積していた経済力形成の背景には極めて複雑な要因があることが分かった。

本論文では筆者が閲読した文献資料の中で薩摩藩の経済力形成に影響を及ぼしたであろう出来事を章節にまとめ、箇条に分けて列挙した後総括したいと思う。本論文は六章からなり、第一章では研究背景、研究の動機、範囲及び目的、研究方法及び枠組み、参考文献や歴史資料を述べる。第二章では段落を分けて幕府政権及び薩摩藩の変化を論じ、また薩摩藩のでの贋金鋳造について述べる。第三章では薩摩藩の財政改革及び資金の出所を探りたい。第四章では1639年鎖国政策の真相、薩摩藩と西方諸国の貿易及び西方諸国の進んだ科学技術を採用して集成館事業を述べる。第五章は薩摩藩財政資金の用途及び衰退から現代化に至るまでの経緯を整理する。第六章は総括であり、筆者の観点をまとめ、五つの点から薩摩藩がいかに藩内の経済基盤を確立し、明治維新の原動力となったかについてを述べる。

i.....中文摘要
iii...日本語要約
v.....English Abstract
vii...誌謝
ix....目次
xi....図目次
xiii..表格目次

2.....第一章 序論
4.....第一節 研究背景
6.....第二節 研究の動機、範囲及び目的
8.....第三節 研究方法及び枠組み
10....第四節 参考文献と歴史な的資料
11....第二章 幕府政権の実態及び薩摩藩の経済
11....第一節 徳川幕府政権の実態
14....第二節 徳川政権下における有力な外様大名の薩摩藩
17....第三節 島津氏が統治下の薩摩藩の財政状況について
23....第四節 貨幣と贋金の流通
26....一 薩摩藩での贋金鋳造
29....第三章 薩摩藩は琉球に対する影響
29....第一節 薩摩藩と琉球王国の往来
31....第二節 琉球王国に迫る薩摩藩の支配
35....一 薩摩藩に対する琉球王国の不満
39....第三節 天保の改革
41....一 琉球は薩摩藩の鵜
43....第四節 黑砂糖が明治維新をもたらした
46....一 黒砂糖の生産量倍増政策
51....第四章 薩摩藩と西方諸国の往来
51....第一節 「鎖国」の実態
58....第二節 薩摩藩と西方諸国の接触
61....第三節 薩摩藩と西方諸国の貿易
64....第四節 蘭学は薩摩藩に対するの影響
66....第五章 薩摩藩経済力の構成
66....第一節 薩摩藩経済の壮大
69....第二節 薩摩藩の財政
72....第六章 結論

參考文獻
84....（一）華語文獻
85....（二）日本語文獻
87....（三）日本語論文と定期刊行物
89....（四）ネットの引用文献

中文：
1.呂正理（2010）《另眼看歷史（上）：一部有關中、日、韓、台灣及周邊世界的多角互動歷史》、台北市・遠流出版
2.安藤優一郎著、黃琳雅訳（2019）《參勤交代：江戶幕府的統治關鍵》、新北市・遠足文化
3.故事編集部（2018）《現代日本的形成：空間與時間穿越的旅程》、新北市・遠足文化
4.高良倉吉著、蘆荻訳（2018）《琉球の時代》、新北市・聯經出版社
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日文：
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3.上原兼善（1985）『九州と藩政改革2 』、東京都・国書刊行会
4.大江修造（2010）『明治維新のカギは奄美の砂糖にあり―薩摩藩隠された金脈』、東京都・アスキー
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6.日本銀行調査局編（2017）『図録日本の貨幣』 、第7巻・近代幣制の成立、東京都・洋泉社
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7.来間泰男（2021）《17～19 世紀琉球の砂糖生産とその流通》
8.村井章介（2019）《古琉球　海洋アジアの輝ける王国》
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12.独立行政法人農畜産業振興機構（2011）《日本の砂糖を支える仕組み》
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